「スズキGAGの鬼ビモータレプリカ」カテゴリーアーカイブ

GAGをビモータSB6レプリカに_いよいよ6速ミッション組みます

クランクサイドベアリングのスペーサーワッシャーが届いたので  

いよいよ希少な武川6速ミッションを組みます。

組む前に見てはっと気が付いたんですがシフトフォークの支持方法が変更されている!

ノーマルはシャフトにシフトフォークを挿している方式ですが

    

 
武川製はシフトドラムに挿している方式。

  

やるやん武川さん、

モンキーのエンジンはシフトドラムに挿している方式なんで遊びが少なく、ギア抜けなんて滅多にありませんでしたが

KSR110はシャフトに挿す方式だったのでよくギア抜けしてました。

多分シフトドラムに挿す方式の方が機構的には優れていると私的に思うのですが、

シフトドラム外面にG研磨(砥石で研磨)を入れる必要があるのでちょっと製造コストが上がるからなのか、エンジンの基本設計をした時に特許で採用できなかったのか。原チャリの横型エンジンで採用しているのはホンダだけのようですね。

あと、シフトドラムに挿す方式だと組み立てやすいっていうのも良いですね。シャフトに挿す方式だとシャフト2本とシフトドラムを一気に入れてケースを閉じないといけない。
     
  

キックギアも6速ミッション専用品。これ無くしたら押し掛けオンリーになるから無くしたらあかんで。  こんなん作るの難儀過ぎるで。
   

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GAGをビモータSB6レプリカに_武川旧ボアアップキット52φのピストンリング、全部廃番2

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TKRJで注文していたピストンリングが来ました。

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リング溝幅にはピッタリです。分かっていましたが、良かった。

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前回やった時はストロークアップ無しのキットだったので、オイルリングのエキスパンダは使用できませんでしたが、今回のキットはストロークアップ用のピストンなのでオイルリングもエキスパンダも使用出来ました。

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モンキーやカブを始めとして、50ccで80ccぐらいに派生モデルがあるクラスは大概ピストンピン径が13φなのですが、GAGとバーディーは12φです。ちょっと細い。
GAGはボアアップのみのキットはピン径12φ、ストロークアップを伴うボアアップキットはピン径13φとなっています。おそらくTAKEGAWA がモンキーとコンロッドを共通化するためだと思います。

この、スズキのピストンピンが細い傾向は排気量が大きくなっても続いてて、GSX-R600も他社同クラスの車両よりピン径が細いです。
このあたりの情報や流用出来そうなピストンを探すにはワイセコのカタログを見まくれば伺い知れます。
ワイセコのカタログPDFはこちら、もの凄いファイルがデカいのでPCに保存して見た方がいいかも。
ついでに書いとくと、ワイセコのカタログを見まくった結果、思ったのが、SR400はピストンピン径がちょっと太い。もし、一品加工品でクランクピンを打ち換えてストロークアップするなら、SRXのコンロッドを使うと飛躍的に流用可能なピストンが増える気がします。
コンロッド、クランクピンはTKRJで買うと単品で、かつ安く手に入ります。
いや、ハーレーの補修用のメタルブッシュをSRに圧入しても良いかも。
いや、リーマー買って来て.9270インチ(23.54mm)にピン径を拡大して、EVOとかBIGTWINのピストン使う方が早いかな・・・
いや、まあええかこの辺はおいおい確認していくしかないかな。

元のエキスパンダ形状。↓ちょっとこっちの方がごつくて重いです。

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ピストンリングを冶具にセット。

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これを旋盤にセットして芯出しして、チップを一つ犠牲にして加工します。
ピストンリングはめっさ硬いんです。

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