「スズキGAGの鬼ビモータレプリカ」カテゴリーアーカイブ

GAGをビモータSB6レプリカに_武川製スーパーヘッドの組立その1

前回ピストンリングのL型加工が完了したので、腰上を閉じたいと思います。
貴重な武川製、GAG用スーパーヘッドを組んでいきますが、

組もうと思ったら、バルブのフェースがざらざらでした。
バルブシートと当たる部分が凹んでます。

新品が欲しいところですが、古いヘッドなので、販売しているかどうかわからないし、この程度の段付きだと修正可能なので、修正することにしました。

手作業なのでシビアな作業です。
リューターに砥石を付けてちょんちょんと慎重に削ります。
削っている時間は1分ぐらいです。

動画撮りながら砥石を当てることはできなかったので、
リューターで削っているところは撮れませんでした。

サンドペーパーの粗さは#240です。

↑完成。

バルブみたいな精密なものを手で削って大丈夫なのか?
と思うかも知れませんが、過去にはこんなエクストリームな例もあります。

カブのバルブクラック修理

 

摺り合わせをきちっとやって、光明丹で当たり幅を確認すれば全然普通に復活します。

 

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GAGをビモータSB6レプリカに_武川旧ボアアップキット52φのピストンリング、全部廃番3

GAG用の武川製ボアアップキットは何故かピストンリングの断面がヘンテコでL型形状。

このボアアップキットはそのピストンリングのも合口が0.5mm広がっていました。
その時の記事はこちら
ので、圧縮抜け抜けだったと思います。このキットは2本リングなので影響があると思います。
ピストンリングの摩耗って結構エンジンの調子の良さに効くんですよね。

言わずもがな、このキット自体、相当ビンテージなので補修部品が出ない。
なので削ります。測ったところ、L字型の寸法は上記↑

探し回った結果ホンダのCT110用のリングが合うことは以前に発見しているので、今回もこれを加工します。

この様な冶具を作っておりましたので、これを使って削ります。
冶具をピックテスト↓で芯出ししてこの様にピストンリングをはめ込みます。

チップを新品に交換して削ります。

準備に時間がかかりますが、削リはじめたらすぐです。
綺麗に出来ました。

ササっぱとサンドペーパーで面取りして完成です。
今回は予備も準備しましたので2セット作りました。

ばっちり入りました。

圧縮復活。これで腰上も組めます。
残るはクラッチワイヤの取付部分のみです。

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