ビンテージ生産設備の修理、メカ的に延々往復を繰り返すエアシリンダ

ビンテージ生産設備の修理、してます。
今回はメカ的に延々往復を繰り返すごっつめのエアシリンダ
洗って汚れを取ったところ、一瞬にして錆びました。
エアシリンダの上に、切り替えバルブが付いてて行ったり来たりする仕組み。

制御盤から駆動するのはこのちっちゃいシリンダのみ、このシリンダにエアを張って、切り替えバルブを突いたらそこから延々往復が始まる仕組み。
切り替えバルブの「ちぼ」が大シリンダが引っ込んだ時と出た先でボルトと小エアシリンダのシャフトに小突かれて往復します、
オールメカ。

記録のために写真を撮りつつ、分解。

今回は銘板が全部日焼けでホワイトアウトという、つらい状況のため、メーカーも品番も何も分かりません。

代替え品種は探しにくい状況。
新品交換はなるべく避けたい。
以前、同様のシリンダをやった時は、代替え品種に変えるために「穴ピッチ変換&厚み合わせアダプタ」と「ネジサイズ変換カップリング」を作ったので結構費用がかかってしまった。それと現場で製作品が合うかどうかひやひやする。

進化の余地があまり無さそうなエアシリンダでも、30~40年経つうちにだんだん後継機種の互換性が無くなってまうみたいです。

錆びた部品は錆取り剤に1日~2日浸けておくときれいに錆が取れます。

今回使ったのはモノタロウのこれです。画像自体にリンク貼ってます。

便利なことに、シリンダ内壁面には影響がありません。
そして皮膜を形成するのでしばらく錆びません。

単車のフレームを塗装する前等には脱脂も兼ねてやっておきたい処理です。

全部のパッキンをNOK阪上製作所のカタログを見まくって探します。

とりあえず、少し形状は違うものの、全部代替品を見つけることができました。
今回発見したのですが、NOKには無いけど、阪上にはエアクッション用パッキンがある。オイルシールみたいやけどちょっとちゃう奴。こちら

この小シリンダはブラウン管製造工程使用不可のオール真鍮製です。画面が紫になります。
何故オール真鍮なんでしょう。よくわかりません。
これはねじ径が違うものの、CKDのSCPS3-00-16-15で代用します。

そんなことをやっている荒木エフマシンが
本気で技術を投入して作った
削り出しのボールペン、
MechaSEA(メカシー)は
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