MechaSEAの指定グリス

弊社ボールペン、MechaSEA(メカシー)

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のグリスには直動ベアリングメーカーのTHKのAFCグリースを採用しています。

使用温度範囲-54℃~177℃で、しかも通常のグリスより酸化安定性に優れたちょっと高級すぎるグリスなんですが、これを使用しています。

多分バイクの可働部分に塗っても良い仕事をしてくれるはず。
なにしろベアリングメーカーがテストした品物なんだから。

これを採用した理由は、性能に拘っただけではなく、他の理由もあり、実に実務的です。

まず、選定理由は、
このボールペンに使用している替え芯(レフィルとかリフィルと呼ぶ)の使用温度域が-35℃~121℃なのでその範囲をカバーしてくれている。
普及品のグリスより高耐久を謳ってある。
というのが理由。

ボールペンは物が小さいので、一本あたりの使用量は少しです。
少々高価なグリスを使っても商品価格に響くことはないので、ケチらずに少し高価なものを選定しました。

そして、決め撃ちで高級なグリスを選んべたので、
採用するかどうか判断するために、各可動部10万回耐久試験をしました。
結果は予定通り合格だったので採用できました。
開発予算がすごく限られている中でそう何回も耐久試験をすることはできなかったので

一発で試験を通りそうなグリスを選んだのは、なかなか良い選択だったと思います。

性能に拘る過ぎるわけでもなく、コストに拘りすぎるわけでもなく、

開発予算、耐久試験にかかる時間等の制限を勘案した結果、これに行きついたというわけなんです。

まあ、ちょっと高級過ぎるグリスですが。

このペンの可動部はこんな感じで動きますが↑
物がボールペンなので、たいした荷重ではないので、他のグリスを使っても多分問題ないと思いますが、
10万回繰り返し動作試験したのは今のところ、このグリスだけです。

ですので気になる方はグリスアップする際にAFCグリスを使って頂ければと思います。

一応THKのカタログを貼っておきます。

418_LUBRICATION

けど、耐久試験はしていないけども、クリーンルームで使う場合はこれを使った方がええかな
医療現場ではこれを使った方がええかな

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