前回、写真から各ディメンションを割り出して作図しました。
現在実物を持っている部品は中古のフレームと中古のスイングアームと、中古のバキったカウル類です。
それらをこの図面通りに(本来車体に組まれている時の位置関係の通りに)空中に組み立てることができれば、それをスキャンして3Dモデルを得ることができます。
スキャンと言っても今日びソフト側が進化しまくっているので普通のデジカメで撮るだけなんですけど。
タイヤもホイールも何もない状態で空中にフレームを支える手段として
架台を作ることにしました。
技術系の仕事をしている人にはおなじみのアルミフレームを使用します。
ミスミとか、SUSが有名です。しかし、SUSという会社、アルミフレームを作っているのに社名がSUSってステンレスみたいに思うのでややこしいと思うのですが。みんな思っていると思いますけど。
アルミフレームは切り売りが基本です。品番の末尾が長さそのまんまになっていて、(例えばSFF-304-L600とか)長さを指定して注文出来るようになっています。
注文するとかなりの短納期で加工済みのアルミフレームが届きます。
SUSの場合はフレームに一個一個品番のシールを貼ってくれるので、組み立てのおっさんに渡す時には聞きまくられないので便利です。ただし剥がす手間はあります。
直交アングルや取り付けボルトナット等がすべて規格化されていてこれをつなぐところに使います。簡単にねじ止めだけで組み立てられます。
金額も安い。アルミフレーム一本数百円、一番長い押し出し材でも千円ちょっとです。
いっぱい買って組み立てていきます。
リアアクスルシャフト、スイングアームピボット、三つ叉部分を支えてとりあえず自立。
各部のクリアランス、全体のバランスを見ながら固定します。
私、試しにまたがってみましたが、カワサキZX-10を彷彿させる肩幅の広さ。
SB6が製造されていたのは1994~98年、ZX-10は1988~90年。
90年代っぽさを感じましたね。ZX-10と違ってビモータには建材感は無いですが。
デカくてクソ重くてゴロゴロいう当時のバイク、懐かしいですねー。立ちゴケした時サンダルの鼻緒ちぎれましたからね。私。
後は、これにカウル、タンク、シートを取り付けていよいよ3Dスキャンです!
そんなことをやっている荒木エフマシンが
本気で技術を投入して作った
フルジュラルミン削り出しのボールペン、
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「GAGをビモータSB6レプリカに_部品達を空中で復元」への1件のフィードバック