テクノロジックでギークなボールペン、MechaSEA、グリップのコストがかなり高い

バイクばっかり改造している弊社が、本気で技術を投入して作り込んでいるジュラルミン削り出しのボールペン、名前は「MechaSEA(メカシー)」。

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クリップとグリップが有ってややこしいのですが、今回はグリップ、(持つとこ)の話。

グリップは旋盤で削らなあかん形状で緩やかなRです。必然的にNC旋盤が必要です。
(直線的だったら汎用旋盤で作れるのですが。)
けどウチは汎用旋盤しか持ってません。NC旋盤を買うのは、ちとキツイ。

何でかと言うと、

フライスにはファナック社のロボドリルという、安いけど制御盤だけはええもん使こてるミラクルな機械があるのですが、
旋盤にそういう機種は無いので本気仕様のごっついNC旋盤を買うはめになります。
更にスクロールチャックに比べてパワーチャックはめっさ高いし油圧が要るし。
なので、すぐにNC旋盤を買って自社で量産を開始するのは無理と判断し、外注することにしたのですが、

見積もりを取ってみたところ、高くて原価がごっつはみ出てしまう。それと数をまとめないといけないのもつらい。在庫で数十万円寝かさないといけなくなる。

なので、ボールペンしか作れないぐらい小さな旋盤を設計製作することにしました。
私荒木、創業6年目にしてやっと本職の仕事(生産設備製作)をやることに。
うれしいことにウチはNCマシニングセンタをタダで使い放題なので前に居た会社で設備を作るときよりも削り出しまみれにしてokです。あんまし何も考えんで良いので楽。

 

最終的に、このボールペンの生産ラインは単能機(それしかでけへん奴)を並べまくってリードタイム最速で生産するつもりです。
NC旋盤や複合機の旋盤を買うとマシンタクトが長くなるので必然的にリードタイムが長くなり、かつ作業者の手待ちが発生してしまいます。
後々のことを考えると専用機を自社設計するというのはええと思うんです。

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