「生産設備達」カテゴリーアーカイブ

ロボドリルの給油ユニットの修理その2

前回、バラしてフィルターとモーターを換えてみたけど、
結局ギアが欠けていることが発覚したのですが、
部品単品では出ないし、修理に出しても現在景気が良すぎて、
混んでて、めちゃんこ納期が長いらしいです。
ややこしそうなので、協育歯車の汎用のギアを買って
ギアを自作して直す事にしました。

まず、ミスって一個デカいギアを買ってしまった。
ホンマはモジュール0.8、買ってしまったのはモジュール1.0
モジュールは歯のデカさの単位です。
歯数は60T。
速攻買い直しました。
ある程度芯を出して掴み
厚みを削る。

そのあと、円周長穴のカム溝を掘るんですが、せっかくNCを修理するので、
NCを使わず、
久しぶりにインデックステーブルを使って↓手で削ることにしました。
これ、フライス盤を買ったときに付いて来たんですが、
多分新品の時は100万円ぐらいしたはず。
けどNCで円弧切削出来る今、出番はほとんどありません。
テーブルに載せて

押さえ金で固定してチャックを付けて

チャックの爪をひっくり返してギアをクランプ。
インデックステーブルの芯とギアの芯を合わせる。
ギアの中心の座標を拾う。

6mmの円弧状の長穴を掘れば良いのです。

反対の面のボスの径も加工しないといけないのですが、その辺のもんで面板に固定できるやろとタカをくくっていたら、ちょうどええのが無くて難儀しました。

ゴミ箱から加工をミスったスプロケを探してきて
ちょっとだけ加工して使用。


その後歯の一個一個をやすりでバリ取りし、完成。

組み立てて完成。
動作させてみましたが、数十分に一回の吐出なので、ずっと見とかないといけません。

急にバスッと吐出するので、めっさびっくりしましたが、修理完了。
タンクを取り付けて、
そしてちゃんとオイルを忘れずに入れる。

よっしゃ、直った。

所詮、仕事なんてトラブルとの戦いなのですよ。マジで。

さて、乾式のクラッチバスケットを削りましょう。

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SR400の乾式を作るためにロボドリルの給油ユニットの修理

東大阪の荒本のへんにある機械団地で買うてきたロボドリル。

ここの所、国内外景気が良過ぎるので、中国人が買いまくって物が少なくてこれぐらいのボロいやつしかかなったのですが、
買ってきていきなり主軸ロック、&、X軸かY軸のボールねじガタガタでまともに動かず、修理費をつぎ込みました。


よく見ると、多分、給油装置が動いてない。
そのせいで壊れたんやと思う。

給油装置は↑これ、良く見る奴です。一定時間に一回「ぷちゅ」とオイルを送ります。
メーカーはLUBE社(読みはリューべらしいです。)
で、バラすの嫌だったので、とりあえず、中身を確認せずに、
取り合えず痛んでいそうなフィルターとモーターを買って交換することにしました。

ネジ4本外すとタンクを外せます。
失敗するとサンダルもろともそこらじゅう油まみれになる。
繊細な作業です。無事外せましたけど。

フィルターは、リューべ社の純正部品、モーターは型番を見てCKDから買いました。


モーター、フィルターはリューべ社が公開している渋い声のナレーションの動画を見て手順を確認してから交換して、

タンクの底には謎のゲル状物質が生成されていたので清掃しました。これだけドロドロだと、フィルター越しに吸うのは結構辛かったと思います。
上手く言えないけど、スポンジ越しに昆虫ゼリーを吸うようなものです。

そして一応動くようになったので動作させました。

こんなにゆっくり動いているんですね。ウォームギアの軸の方を見ていないとわからん。

給油の動作が始まるまでジーっと見ていると、衝撃の事実がやってきました。

ギア欠けてるやん!電動ガンのギア↓みたいになってるやん!
Eクリップを外せば簡単に外れる構造だったので外してみたところ、60Tでモジュール0.8のようです。

一応リューべ社に部品が出るか問い合わせて見ましたが、出ない、とのこと。丸ごと送ってもらって修理ならします。とのこと。
けど、やはり、現在景気が良すぎて生産が追い付かず、めちゃんこ納期が長いらしいです。
ややこしそうなので、協育歯車の汎用のギアを買って
ギアを自作して直す事にしました。

長期化。

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