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2016バージョンのKSR110用軽量クランクシャフト発売しました。

これが軽量クランクを組んだKSR110のスロットルレスポンス。
ノーマルとは明らかに違うでしょ。
フライホイールはノーマルのままです。(軽量フライホイールは取り付けていません。)

こないだからテストしていた、振動低減品のクランクシャフトですが、
レースに出てもらって評価が出来たので発売致します。
ウエイトの重量を計算し直して2016年バージョンです。
img_3170 imgs3615 imgs3613前までこのように、クランクピンを溶接していましたが、それはやめました。

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何故かというと、最近クランクピンを純正部品で取り寄せると右の様に両端が梨地加工されたのが来る。左は以前のもの。

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梨地のクランクピンになってからというもの、芯出しの時におもっくそドツいても全然回らん。
これによって芯出しは格段にしにくくなりましたが、強度は飛躍的に増しました。
ハンマーでおもっくそドツいても回らんぐらい固い物をわざわざ溶接して歪ませる必要はないだろうという事で溶接をやめました。

それとコンロッドの軽量化もやめました。電子天秤で重さを測ったところ、労力の割に軽くなっていなかったので。
これ以上軽くしたいなら中空クランクピンが一番効果がありますね。
ごっそり質量を取り除ける。ただしカチカチに焼きが入っているので加工は困難ですが。

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出品は弊社オンラインショップとヤフオクにしました。
金額は前より安くなっています。29000円税別です。

弊社オンラインショップ

ヤフオク

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タップorクリックで販売ページにリンクします。

軽量クランク組んだKSR110を10/2CSL杯に持って行ってもらった結果。

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宍戸さんにお願いして10/2、キャピタルスポールランドで行われたCSL杯に持っていってもらってテストして来てもらいました。(ありがとうございました。)

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一番テストしたかったクランクは、振動が少なく、おおむねokだったようです。しかしながら、まあ回転が上がるとそれなりに振動は出ます。これ以上振動を取るには、一次バランサーを回すしかない。
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しかし、何か調子悪くてホンマの高回転までは吹けなかったそうなので、ホンマの高回転域での振動は実際には見れなかった。
FCRは強制開閉キャブなのでボギングかな?(ガバッと開けた時、流速が落ちてガソリンが霧化しなくなって失速する現象の事)と思いましたがゆっくり開けてもなる模様。
まじか・・・と思いましたが原因はキャブなのか、点火なのか、何なのか、探って直さないといけません。

 

あと、初回の走行なので、小さな不具合は何個かありました。

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バンク角が足りないのでレース序盤でチェンジペダルが曲がってもうて終始↑痛かった。
これはハイステップにしてチェンジペダルのスプラインを掛け替えてペダルの位置を上にする。

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オイルキャッチタンクがファブリーズの入れもん+テープ止め↑

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そういえばサイドスタンドスイッチも外しておきたい。振動でここがON、OFFしてしまい、点火カットになってもうていた可能性もある。

まあ数点改善して次回に挑みたいと思います。
クランクは取り敢えずこの仕様でOKとし在庫を作ります。このエンジンが上まで吹けるように出来た時点で発売します。

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