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テクノロジックでギークなボールペン、MechaSEA、評価試験に突入

バイクばっかり改造している弊社が、本気で技術を投入して作り込んでいるジュラルミン削り出しのボールペン、名前は「MechaSEA(メカシー)」。

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試作してみたら長すぎるとか持ちにくいとかクリップ付けにくいとかいろいろと不具合があったのですが、
デザインを変えずにめちゃくちゃ改良しまくって全部クリアしたので、
とうとう現在、評価試験やってます。
一応今が最終仕様ですが、意匠登録、特許申請の関係上、外観はお見せできません、すみません。

今は芯の出し入れとクリップ、10万回動作をやってます。
現状5万回で問題なし。
「アルミ削り出し製なので樹脂製より圧倒的に有利」と思っていたので今のところ予測通りの結果です。
後は落下。これは時間掛からず、すぐに終わります。
こっちは普通のペンより重いので有利か不利かわかりません。

このまま試験を通ってくれれば仕様確定です。それから速攻知財の手続きをして発売です。

●開発予算が少ないことと、●アルミ製なのでたぶん一発で試験をパスする確率が高い、という2つの理由から耐久性評価は試験機を作らず、「All of 手」でやっていますが、いかんせん遅い。
発売後もチョロチョロ試験をすると思うので早く試験を終わらせるために
試験機を作った方が良いような気がしてきました。

既に発売前から輸出の話も決まりつつあり、楽しみです。
輸出するということは開発予算が少ないので国際特許の出願費用が悩みの種ですが。
(恥ずかしい話ですが会社のくせに予算がサラリーマンのこづかいの域を出ません。)
ウチの株を渡すのは嫌ですが、投資してくれる方が居るのなら真面目に交渉をさせていただきたいと思います。

あ、あと耐久試験やっているのはおかんとおとんです。

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テクノロジックでギークなボールペン、MechaSEA、グリップのコストがかなり高い

バイクばっかり改造している弊社が、本気で技術を投入して作り込んでいるジュラルミン削り出しのボールペン、名前は「MechaSEA(メカシー)」。

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クリップとグリップが有ってややこしいのですが、今回はグリップ、(持つとこ)の話。

グリップは旋盤で削らなあかん形状で緩やかなRです。必然的にNC旋盤が必要です。
(直線的だったら汎用旋盤で作れるのですが。)
けどウチは汎用旋盤しか持ってません。NC旋盤を買うのは、ちとキツイ。

何でかと言うと、

フライスにはファナック社のロボドリルという、安いけど制御盤だけはええもん使こてるミラクルな機械があるのですが、
旋盤にそういう機種は無いので本気仕様のごっついNC旋盤を買うはめになります。
更にスクロールチャックに比べてパワーチャックはめっさ高いし油圧が要るし。
なので、すぐにNC旋盤を買って自社で量産を開始するのは無理と判断し、外注することにしたのですが、

見積もりを取ってみたところ、高くて原価がごっつはみ出てしまう。それと数をまとめないといけないのもつらい。在庫で数十万円寝かさないといけなくなる。

なので、ボールペンしか作れないぐらい小さな旋盤を設計製作することにしました。
私荒木、創業6年目にしてやっと本職の仕事(生産設備製作)をやることに。
うれしいことにウチはNCマシニングセンタをタダで使い放題なので前に居た会社で設備を作るときよりも削り出しまみれにしてokです。あんまし何も考えんで良いので楽。

 

最終的に、このボールペンの生産ラインは単能機(それしかでけへん奴)を並べまくってリードタイム最速で生産するつもりです。
NC旋盤や複合機の旋盤を買うとマシンタクトが長くなるので必然的にリードタイムが長くなり、かつ作業者の手待ちが発生してしまいます。
後々のことを考えると専用機を自社設計するというのはええと思うんです。

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