月別アーカイブ: 2016年11月

コンベアの修理その2

前回、ベルトのプーリーをメンテしたのですが、にも関わらずえらいガコガコいうのでチェーンを換えることに。
とは言ってももうこの装置は古いのでメーカーの部品を期待するべくもなく、汎用品を加工して取り付けることに。

作業前の写真を撮り忘れたのでこれがほぼ、完成形↓の状態。

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まずはチェーンとスプロケを外し、サイズを調べる。これはRS35だった模様。

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紅善で注文し届く。軸穴径は数百円払えばメーカーにて追加工してもらえる。

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めっさめさ減っている。卍手裏剣みたい。

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チェーンはバイクのチェーンと同じく、自分で切って作る。
リンク数を数えやすいようにクリップ部分を外す。

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ええぇ!めさめさ段付き摩耗している。これはバイクのチェーンでは見たことの無いレベル。

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因みにこれが新品。

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ローラーの部分が破れて芯が見えていた。破断しかけていた模様。

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端を合わせてリンク数を数えようとしましたが、めっさ伸びている。

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チェーンを切ってクリップで繋ぎ、冒頭の写真の状態に。

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しかし、干渉してチェーンカバーが付かなかったので、旋盤でボスを削り込み加工。

 

ボルトの頭を避け、正常に取付出来ました。異音は無くなり、修理完了。

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と思いきや、このコンベアの先の計量ステーションのロードセル(はかり)が壊れていたので完全復旧ならず。修理を続行する事に。

続く。

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コンベアの修理

工場のベルトコンベアの修理を依頼されたのですが、ベルトの張りをなんぼ調整しても蛇行するので外してみたところ、

ベアリングがロックして軸が減りまくっていた。

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こんなんになるんですね。ベルトが切れるのも時間の問題だった模様。

これ、今日中に動くようにしないと月曜から生産ができない。

ということは軸を作り直さないとダメなので、紅善でSUS304のミガキ丸棒とベアリングを買って来て、ウチで加工。長さをそこそこキッチリ作る必要があるので、久しぶりにごっついノギスを出して来て

作りました。

このノギス、600mmまで測れます。あと、いざという時には護身用にもなる。

ベアリングはゴムシール品に変えました。元の鉄板シールド品(上のやつ)だと、
このコンベアで移送している粉にグリスが吸収されて無くなってしまうみたいだったので。

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