「工場に関すること」カテゴリーアーカイブ

ビンテージ生産設備の修理、メカ的に延々往復を繰り返すエアシリンダ2

納期の早いものから順にパッキンが届いてます。

揃ったら洗浄してグリスアップして組みます。

エアシリンダとは関係ないのですが、最近、ファクトリーオートメーション(FA)業界では、LMガイドが超絶品薄のようです。
納期60日以上だとか、今日(12/14)に頼んで3月納品になってしまったりするようです。
しゃあないので社内設備は倉庫から中古のやつを取ってきてそれに合わせて図面を描いています。しかし、倉庫も片付けなあかんな。
半導体関係が活況のようです。中国に輸出しまくりです。
あと、最近非正規雇用云々とかニュースで言わんなと思ったら、
大きな声では言えないけど景気良過ぎて製造業では人出不足過ぎて正社員より派遣社員の方がちょっと給料が良いみたいです。
今の状況下では、みんな正社員になりたいっていう気持ちは強くないでしょうね。

そんなことをやっている荒木エフマシンが
本気で技術を投入して作った
削り出しのボールペン、
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ファクトリー論

私、工場の運営に関してはトヨタ式が最強、というか、いろいろ考えてやっていれば、どうやってもトヨタ式に収束すると考えておりまして、

元トヨタマンの目
↑このおっちゃんのブログ、たまに読んでいるのですが。

読んでて思い出した。
航空機の製造現場は生産個数が少ない故に改善効果の測定がめっちゃ困難やった。
なので改善活動が盛り上がらない。

私がボーイング787の翼の製造ラインに居た時は1日で片翼分の部品を生産していたけど、
1日1個じゃ生産数の測定がしんどい。

普通、ある程度生産量のある工場では1時間ごとに生産実績の記録をするのでそれを見れば状況が一目瞭然にわかる。
「あ、昼イチ生産止まってたやん!」的に。
改善したら、したで一撃で数が増えるのが見てとれる。

航空機は1時間ごとの生産量をつけてもほとんどの時間帯がゼロなので意味を成さない。
なので成す術が無かったんですが、
航空機の場合はショップオーダーっていう、生産指示アンド記録帳がモノにくっついて回ってくるのでそれにモノの停滞時間や輸送時間、加工時間を記録すれば取り敢えず現状のコスト把握になると思う。
そしたらあそこのラインは同じ部品でも加工時間が見事にバラバラなのがすんなりバレる。
同じ部品なのに同じ加工時間で加工出来てないということは、
当然、品質は安定せず、検品、手直し工数がかかるという事。
となると、手直し品、緊急品をラインに流さざるを得ないことになり、更に生産ラインの品質が落ちる。
手直しで何処かに行ってしまった部品を探す係まで居た。
もうちょっと何とかならなかったのかなぁと今になって思うけど、教訓は生かしたい。

ウチのボールペンはまだ1日1本の販売量までは行っていないけど、来年の販売量は一桁上げるつもり。
ガレージでやっているベンチャー企業だから大企業のマネなんかしてもしゃあないとは言わず、
絶対、変動予算管理を導入したい。

これは私が生産技術部で設備の設計をやってたからこそ出来る事なので他社に対してはごっつアドバンテージになるはず。多分。

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